どうも、ぷにたま(@raigar)です。
でんぱ組.incの楽曲を語る上で、欠かすことのできないキーパーソンをご存知ですか?
電子音を多用し、速いBPMで情報量の多い歌詞を詰めこんだ「電波ソング」を歌うアイドルとして活動するでんぱ組.incの歴史において、アイドル界にその立ち位置や音楽性を確立させる数々の神曲を生み出し、提供してきました。
その人物こそ、『玉屋2060%』です。
でんぱ組.inc×玉屋2060%は、アイドル界最強タッグだと思っています。
今回は、神曲メーカー玉屋2060%にスポットをあて、これまででんぱ組.incに提供してきた代表楽曲を紹介していきます。
目次
玉屋2060%って何者?
玉屋2060%は、パンク×ポップスを織り交ぜた4人組バンド・Wienners(ウィーナーズ)のフロントマンです。
でんぱ組.incとレーベルが一緒だったという縁で声を掛けられたのがきっかけで、楽曲提供を始めています。
他にもベイビーレイズJAPAN(2018年解散)や神宿などへ楽曲を提供するほか、ゆずやゆるめるモ!の編曲なども行う、音楽作家として活躍しています。
楽曲の特徴とルーツ
彼の楽曲の特徴といえば、ハチャメチャでキャッチーなメロディーです。
歌にメッセージを込めるアーティストも多いですが、彼が所属するWiennersは、音楽そのものが目的であると公言しています。
転調が多いのも特徴的で、「考えるな、感じろ」と言わんばかりの奇想天外さがキャッチーなメロディーを生み出しており、他に類を見ないユーモアさがあります。
そのルーツはパンクで、中学生時代にHi-STANDARDやGOING STEADYとの出会いをきっかけにパンク・ハードコア・パンクシーンへと没入していったそうです。
自宅近くにある西荻窪のWATTSというライブハウスに足を運び、もう世界がそこだけしかないみたいな衝撃を受けたことで、毎週のようにWATTSに通っていたとか。
当時の好きなアーティストとしては、YOUR SONG IS GOODの前進バンドであるFRUITYやSCHOOL JACKETS、その流れを引き継いだ西荻第二世代のDASHBOARDやSNOTTYを挙げています。
その後、FRUITY(日本最初期のスカパンクバンドのひとつ)がシュガー・ベイブ(シティポップの先駆けのバンド、山下達郎や大貫妙子が所属)に影響を受けていたことを知り、WATTSでヒップホップ文化にも触れていきました。
影響を受けたアーティストとして、Plus-Tech Squeeze Box(米国で放映されているテレビアニメ「スポンジ・ボブ」の映画版サウンドトラックに参加)というユニットを挙げており、サンプリングを使ったキャッチーなポップソングのごちゃまぜ感に衝撃を受けたといいいます。
玉屋2060%楽曲提供 でんぱ組.incの代表曲
でんぱれーどJAPAN
作曲・編曲/玉屋2060%。作詞/畑亜貴。
4thシングル「でんぱれーどJAPAN/強い気持ち・強い愛」に収録。
玉屋2060%が初めてでんぱ組.incに提供した楽曲です。
今、PVを見返すとメンバーの初々しさが凄いです。
でんでんぱっしょん
作曲/玉屋2060%。作詞/畑亜貴。編曲/釣俊輔。
7thシングル「でんでんぱっしょん」に収録。
でんぱ組.inc初のオリコン一桁順位となる6位を記録し、一躍知名度を上げるきっかけとなった楽曲です。
でんぱ組.inc史上最速BPMで、ライブのド定番となった代表曲です。
サクラあっぱれーしょん
作詞・作曲・編曲/玉屋2060%。
9thシングル「サクラあっぱれーしょん」に収録。
でんぱ組.inc初の日本武道館公演前に発表された楽曲で、初めて作詞や打ち込みアレンジにも挑戦しています。
でんぱーりーナイト
作詞・作曲/玉屋2060%。編曲/釣俊輔・玉屋2060%。
12thシングル「でんぱーりーナイト」に収録。
初めて釣俊輔と共同でアレンジを行った楽曲です。
個人的に一番好きな曲です。
STAR☆ットしちゃうぜ春だしね
作曲・編曲/玉屋2060%。作詞/畑亜貴。
配信限定シングルで、4thアルバム「GOGO DEMPA」に収録。
ITベンチャーイベント「THE BRIDGE Fes」の公式テーマソングとなった楽曲です。
でんぱ組の春歌と言ったら、この曲ですね。
プレシャスサマー!
作詞・作曲・編曲/玉屋2060%。
17thシングル「プレシャスサマー!」に収録。
夢眠ねむ卒業前の7人体制でのラストシングルで、「おつかれサマー!」以来3年ぶりとなる夏ソングです。
絢爛マイユース
いのちのよろこび
作詞・作曲・編曲/玉屋2060%。
19thシングル「いのちのよろこび」に収録。
ネイチャー感溢れるアフロファンク調のビートに乗せ、民族の祭りやオペラ風の歌唱など多国籍な要素満載の、壮大な人類愛と生命への讃歌となってます。
アイノカタチ
作詞・作曲・編曲/玉屋2060%。
6thアルバム「愛が地球救うんさ!だってでんぱ組.incはファミリーでしょ」に収録。
MVは、全編三浦海岸でのロケ撮影で、メンバーみんなでドライブをしたり、買い物をして料理を作ったりと、メンバーの自然体な表情を切り取った内容になってます。
まとめとおまけ
今回は、玉屋2060%にスポットをあて、でんぱ組.incの楽曲を紹介してきましたが、いかがでしたか。
玉屋さんの楽曲は、本当にテンション上がります。
歌い出しのほとんどが、えいたそ(成瀬瑛美)かピンキー!(藤咲彩音)から始まるのも印象的です。
でんぱ組.incの楽曲というと、ヒャダインこと前山田健一をはじめとして、有名音楽家から素晴らしい曲が数多く提供されていますが、私はやっぱり玉屋2060%×でんぱ組.incが最高のタッグだと思っています。
玉屋2060%の楽曲のルーツには、パンクがあり、そこにポップスのごちゃまぜ感が組み合わされたものが、でんぱ組.incのキャッチーな「電波ソング」を作り出していました。
これからも、でんぱ組.incに欠かせない玉屋2060%の楽曲を聴かせてもらいたいです。
最後に、おまけとして、でんぱ組.inc以外に玉屋2060%が楽曲提供した曲の中で、個人的に好きなオススメ曲を2曲紹介します。
玉屋節が炸裂しているので、とにもかくにも聴いてみてほしいです。
クマリデパート / シャダーイクン
作詞・作曲・編曲/サクライケンタ&玉屋2060%。
神宿/お控えなすって神宿でござる
作詞・作曲・編曲/玉屋2060%。
