どうもぷにたま(@raigar)です。
WACKと言えば、洋楽や90年代から2000年代の邦楽ロックに対するオマージュ色が強く、作品タイトルや楽曲名などを拝借していることがよくありますよね。
そのため、アイドルファンばかりではなく、バンド畑からオマージュ楽曲に興味を持って、WACKのファンになっていった人も多いと思います。
WACK代表の渡辺淳之介は、中学3年生の時から高校生までバンド活動をしており、大学の頃には毎年欠かさずフジロックに参戦していたとのことで、その影響を強く受けています。
特に、渡辺氏が初めに手がけたグループであるBiSは、この傾向が強いのではないのかなと思います。
そこで、今回は、知ってるとさらに楽しめるBiSのオマージュ楽曲の元ネタについて、紹介していきます。
目次
BASKET BOX(3期)
第3期BiSのセカンドアルバム「LOOKiE」に収録の楽曲です。
アメリカのパンク・ロックバンドGreen Dayの代表曲の一つである「Basket Case」のリフやMVをオマージュしています。
病院を舞台としていて、メンバーの衣装の色使いもかなり意識的に感じます。
Basket Case/Green Day
Are you ready?(2期)
第2期BiSのラストシングルで、11分にも及ぶ長尺の楽曲です。
イギリス出身の伝説的ロックバンドQueenの名曲「Bohemian Rhapsody」をオマージュしています。
冒頭の「パパ」というフレーズやピアノの旋律、転調などが象徴的です。
初期BiSの流れを汲んだ2期BiSの始まりと終わりが詰め込まれています。
Bohemian Rhapsody/Queen
I can’t say NO!!!!!!!(2期)
第2期BiSのセカンドシングルで、裏打ちのリズムが特徴的なBiSらしい激しい楽曲です。
日本のロックバンド9mm Parabellum Bulletの「ハートに火をつけて」をオマージュしています。
オクターバーがかけられたギターやAメロのスカリズムなどが象徴的です。
9mmを彷彿させる速弾きやタッピングなどを駆使したテクニカルなギター音が格好良すぎますね。
ハートに火をつけて/9mm Parabellum Bullet
WHOLE LOTTA LOVE(2期)
第2期BiSのサードシングルで、初期メンバーであるプー・ルイやカミヤサキが抜け、アヤ・エイトプリンスが復帰した6人体制で発表された楽曲です。
イギリスを代表するロックバンドLed Zeppelinの「Whole Lotta Love」が曲名の元ネタになっています。
邦題は「胸いっぱいの愛を」で、BiSの歌詞にも「胸いっぱいの愛」というフレーズが登場しています。
Whole Lotta Love/Led Zeppelin
ロミオの心臓(2期)
第2期BiSのセカンドアルバム「Re:STUPiD」に収録の楽曲です。
プー・ルイの作詞曲で、このアルバムの発表後にアヤ・エイトプリンスがGANG PARADEへ移籍することとなりました。
曲名の元ネタは、日本の90年代のロックシーンを代表するバンドBLANKEY JET CITYのアルバム「ロメオの心臓」です。
BLANKEY JET CITYは、椎名林檎やDragon Ashの降谷建志、呂布カルマなどがファンを公言しており、現代の音楽シーンに多大な影響を与えています。
ロメオの心臓/ BLANKEY JET CITY
STUPiG(1期)
初期BiSの5枚目シングルで、コショージメグミが初めて参加した楽曲です。
日本のみならず海外でも評価の高いTHE MAD CAPSULE MARKETS(現在は活動休止中)の上田剛士(現在はAA=というソロユニットで活動中)が作曲・編曲を手掛けています。
MVでは、1989年に公開された鉄男という映画作品の影響を受けていると思われます。
鉄男
1989年に公開された塚本晋也監督による映画作品。
モノクロ映像でほとんどセリフがなく、劇中の音声はほとんどが金属音、悲鳴、BGMだけとなっている。