
第2期BiS(2016年~2019年)は、5月11日『Are you ready to go? TOUR』 @ 東京・マイナビBLITZ赤坂にて解散をした。
ことの発端は、2018年12月29日に東京・Zepp Tokyoで47都道府県ツアー「I Don’t Know What Will Happen TOUR」のツアーファイナルで出された衝撃の発表だった。
それは、第2回BiS.LEAGUE(※ファン投票の順位によりBiS1st、BiS2ndにメンバーを振り分ける企画)期間での活動を鑑みて、アヤ・エイトプリンス、ネル・ネール(脱退)、YUiNA EMPiRE、ムロパナコ、トリアエズ・ハナの5名に対して戦力外通告を行うという非情な宣告でした。
同時に処遇は3月の新シングル発売後に決めること、3月のWACK合同合宿オーディション2019に参加することが決定した。
しかし、アヤ・エイトプリンス、トリアエズ・ハナが合宿オーディションに脱落(※戦力外が確定し、BiS脱退)したため、2019年3月30日、長崎・壱岐の島ホールでの「WACK EXHiBiTiON」にてメンバーからの申し出により、4月から5月にかけて行う全国ツアー「BiS Are you ready to go? TOUR」を最後に解散することが発表されたのだった。
なぜ、BiSは解散することとなったのか?
その答えは、第3期BiS募集要項のこの一文に凝縮されていると思う。
応募資格:第1期BiSの活動が理解できる方。
WACK社長の渡辺氏からは直接言葉でBiS解散の理由を名言される事はありませんでしたが、つまりBiSが解散した理由は、第2期BiSが第1期BiSの活動を理解できていなかったということではないでしょうか。
では、第1期BiSの活動の根底にあった理念とは何か?
個人的な考えとして、音楽性や活動理念は、初期衝動の詰まったファーストアルバムにこそあると思っている。
そこで、ファーストアルバム『Brand-new idol Society』のラストに収録され、第1期の代表曲であるレリビの歌詞から考察してみたい。
レリビの歌詞の日本語訳
Do you imagine?
みんな考えたことある?
We are desperately confronting it.
私たちが本気でそれに立ち向かってるってことを
Do you imagine?
みんなホントに気がついてる?
We shine the whole world.
私たちが世界を変えるんだってことを
Perhaps, don’t you laugh and Jeer at all?
みんないつも笑ってバカにするだけだけど
Even though time of year how many passes.
たくさんの時間が経っちゃったけど
Please could you stop the noise
今ほんの少しだけあれこれ言うのをやめて
and Please your opinion which how do we make the road.
どうやったら私たちがそこに向かっていけるかあなたの意見を聞かせて
We test it make truth.
わたしたちはそれを叶えるためにやってみるわ
We came here without finding another person will be long long time
他の人のことなんか気にしてられなかった
because hard to shine Let it be I will think that let it be.
だって世界を変えるなんて普通じゃできるわけない結局世の中なんてほとんどなるようにしかならないし
Don’t have much fun but that we will make!
楽しいことばかりじゃないのもわかってる…それでも私たちはやってみせるから!
It doesn’t variously go well to the movie way. Oh no.
でも映画のようには上手くいかないか…
Wound is licked each other. nothing but too funky pop.
傷つくことがあってもお互い慰めあったらあとはひたすら楽しくやるしかないじゃない
All I can do is that I try to try.
私たちにできることなんて前に進むことしかないんだから
Even though time of year how many passes.
たくさんの時間が経っちゃったけど
Please could you stop the noise
今ほんの少しだけあれこれ言うのをやめて
and Please your opinion which how do we make the road.
どうやったら私たちがそこに向かっていけるかあなたの意見を聞かせて
We test it.
わたしたちはやってみるわ
We came here without finding another person will be long long time
他の人のことなんか気にしてられなかった
because hard to shine Let it be I will think that let it be.
だって世界を変えるなんて普通じゃできるわけない 結局世の中なんてほとんどなるようにしかならないし
Don’t have much fun but that we will make!
楽しいことばかりじゃないのもわかってる…それでも私たちはやってみせるから!
follow us to the world will be change.
私たちについて来てくれたら世界は変わるわ
I can say with confidence to you.
それだけは自信を持ってあなたに言える
We came here without finding another person will be long long time
他の人のことなんか気にしてられなかった
because hard to shine Let it be I will think that let it be.
だって世界を変えるなんて普通じゃできるわけない 結局世の中なんてほとんどなるようにしかならないし
Don’t have much fun but that we will make!
楽しいことばかりじゃないのもわかってる…それでも私たちはやってみせるから!
(引用:Epilogue)
レリビで歌った世界
この曲で繰り返し出てくる言葉『世界を変える』。
この言葉は、第2期BiSの代表曲CHANGE the WORLDでも繰り返し歌われている。
どちらも、JxSxK(WACK社長渡辺淳之介の作詞家名義)が作詞を務めてることからも、思い入れの強い曲なのは間違いない。
そこには、笑われても、バカにされても、他人のことを気にせずに愚直に突き進むという第1期BiSの精神があるのだと思う。
現状維持を良しとせず、自分自身の変化を恐れないこと。=『自己最高を更新し続けること』
つまり、自分自身を変えることが、『世界を変える』ということなのではないか。
第1期BiSは、当時まだつばさレコーズの社員だった渡辺淳之介(現WACK社長)と渡辺氏が初めてのオーディションで合格させたプー・ルイが0から作り上げたグループだ。
つまり、失うものなど何もなかった。常に博打を打ち続け、時に『My lxxx』のPVに代表されるような炎上商法も行っていた。
以前、渡辺氏は、インタビューでこんなことを言っていた。
『曲を聴いた人の人生を何かしら変えられなけらば、やっている意味が無い。』
『若い子たちは、「できるはずがない」とか「自分にはもったいない」とか自分で勝手に諦めているんだと思うけど、誰にでもチャンスはあるから大声で言ってみればいい。』
これこそが、BiSの活動の根底にある理念なのだと思う。
BiS再始動
第2期BiSが解散した理由は、第2期BiSが第1期BiSの活動を理解できていなかったから。
つまり、世界を変えることが出来なかった。=『自己最高を更新し続けられなかった』からなのだと思う。
渡辺氏がプールイ脱退後にBiS.LEAGUEを始めたこと、そして戦力外通告を行ったのは、BiSの根底にあるこの理念を理解させるための猶予期間だったのではないか、そんなふうに感じている。
BiS第3期オーディションが実施されているため、再始動も近い将来に発表されるだろうが、果たして第1期BiSの理念を継承できるメンバーは本当にいるのだろうか?
第1期の伝説的な初期衝動を継承するのは簡単なことではないだろうが、新しい伝説の始まりにはワクワクしている。
個人的には、メンバーを一新して0からまた始めてほしいと思っている。
最後に、第2期BiSでWACKに残留となったYUiNA EMPiRE、ムロパナコ、パン・ルナリーフィの処遇はどうなるのだろうか?
第3期BiSの詳細発表とともにアナウンスされるのではないかと思っているが、3人での新グループ発足を密かに期待している。
いずれにせよ、これからもBiSを追い続けていくので、研究員(※BiSのファンの総称)として楽しませてもらいたい。